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Iターン農家:加瀬さん

The environment is in order

Iターン農家:加瀬さん
サンチュ農家
加瀬さん / 旭市椎名内

静岡県出身で結婚を機に奥さまの実家の家業である農業を始めた加瀬さん。やる気を胸に奮闘中です。

Iターン農家:加瀬さん
Q1.

就農するきっかけは?不安はありませんでしたか?

農業を始める前は、千葉県船橋市のスポーツクラブでアルバイトをしていました。そこで、現在の妻と出会い、結婚を機に就農しました。

正直なところ、農業についてまったく知識や経験が無かったので、先輩方の指示についていくので精一杯でした。それでも、やる気だけは人並み以上にあったので、不安はそれほどありませんでした。それと、農業を始める前は、クワで畑を耕したりと体力勝負の覚悟をしていました。体力も使いますが、実際は、機械化がかなり進んでいるので、想像していた農業と違っていました。(笑)働いてみて、農業に魅力や将来性を感じましたね。

Iターン農家:加瀬さん
Q2.

何をどの程度栽培していますか。

ハウスでサンチュを一年通して栽培しています。ハウスは3,000坪くらいあって、すべて水耕栽培です。初期投資や運転資金はかかりますが、土耕栽培に比べて連作障害を避けることができたり、対処が早くできるなど、管理が数値化しやすいです。また、腰の位置で作業できることから屈むこともなくなり作業もしやすいですね。

Iターン農家:加瀬さん
Q3.

農業を行う上で旭市のメリット、今後の目標を教えてください。

メリットは農業が盛んな地域であり、生産者の方が近くにたくさんいるので、分からないことはすぐに聞けます。それと、平地も多く、温暖な気候、都心まで1時間半というアクセスの良さも魅力です。さらに、運送会社や農業資材店も多い。このように、旭市は農業をやりやすい環境が整っています。

目標は環境に優しく、持続可能な農業に取り組んでいきたいです。たとえば、以前弊社では、出荷できないサンチュをそのまま廃棄していたんですが、今はそれを動物の餌にすることで、廃棄を抑えています。また、一昨年から従来の環境制御システムを見直し、冬場の寒い時期に暖房機の燃焼時間を必要最低限にすることで、収量を落とさずに重油の消費を抑えることができました。このように身近なところから見直し、エコにならないかなと励んでいます。

Iターン農家:加瀬さん
Q4.

就農検討者へアドバイスを。

新規就農者は大歓迎です。農業を始めるうえで、これ程適した土地は他にないと思います。旭市の農業者は農業が好きで、農業という仕事に誇りを持っている方々だと思います。覚悟とやる気があれば、良い先輩方をお手本にして知識と技術を身に付けられる絶好の場所です。色々と勉強してから改めて農業という仕事に向き合うと、色々な可能性に気づきました。とてもおもしろい仕事だと思えますよ。