奈良坂勇悟さん・祐里さんご夫妻/旭市ニ在住
“ちょいなか暮らし”を満喫しながら
それぞれのキャリアも両立!
東京都から移住。勇悟さんは旭市のまちづくりプロジェクト「みらいあさひ」事業のシェアキッチン「めとはな」の店長。祐里さんはリモートワークと通勤を組み合わせながらの…
豊かな自然の中で暮らしたいという思いで、東京都内から旭市に移住して8年目の有馬さんご家族。築約50年の民家を自分たちの手でリノベーションし、家庭菜園などを楽しみながら過ごしています。
「子どもが生まれたことや、体調を崩したことなどもあり、生活スタイルを見直して、もっと自然に囲まれた場所で暮らしたいと思ったことが移住を考えた理由のひとつです。農作業にも興味があり、匝瑳(そうさ)市に田んぼを借りて通い始めていたので、田んぼに通えて、都内にも通勤できる場所を探していて、旭市を知りました」。
自分たちの住む場所は、自分たちの手で作っていきたいという思いがあった有馬さんご夫婦は、リノベーションができる古い住居を探す中で、現在の物件と出会います。築約50年、建坪150坪、土地代300万円ほどで一括購入しました。
「購入後のリノベーション代として500万円ほどかかっています。それでも、銀行でローンを組むこともなく、自分たちの家を買うことができました」と健太さん。現在は隣の使われていなかった畑を借りて、家庭菜園も行っています。
「はじめはもう少し都心寄りの場所でも家探しをしていたんですが、ベッドタウンなどだと結局都内で暮らすのと変わりません。自然に囲まれていて、昔ながらの田舎暮らしの良さもあるけれど、仕事や生活の不便さはない、“ちょいなか暮らし”が実践できる…それが旭市だったんです」。
木材をたっぷりと使った有馬さんのご自宅は、セルフリノベーションとは思えないほどの完成度ですが、お2人とも家づくりに関しては全くの素人だったというのだから驚きです。
本を読んだり、周りの方に助けてもらったりしながら、週末にコツコツと旭市に通って家づくりを進めたそうです。
「通っている間にご近所の方とも顔見知りになれました。皆さん快く受け入れてくださったし、引っ越してきてからも家庭菜園の野菜をたくさんいただいたり、2階の柵づくりを手伝ってくださったり。温暖な旭市の気候と同じように、おおらかで温かい方が多いです」。
力を合わせてリノベーションを進めていく中で、なんと裕香さんは「電気工事士2種」の資格を取得!屋内配線などもご自身で行ったそうです。
自分たちで作り上げた自宅の居心地は抜群だそうで、裕香さんは「何にもせずに、ゴロゴロしているだけで幸せになれる家になりました。どこかに出かけるよりも、家にいたい!と心から思えるんです」と話します。トマトやなすなど10種類以上の野菜を育てている家庭菜園や、庭のウッドデッキなども、家族で楽しめるお気に入りの場所になっています。
現在、小学生とこども園に通う2人の男の子の子育て中の裕香さん。移住前は都内で正社員としてフルタイムで働いていました。
「都内にいるとき、1年間長男の子育てをしていたのですが、正直とても大変でした。これから子どもが大きくなって、フルタイムで働きながら両立できるのか…と悩んだことも、移住を考え始めたきっかけです」。
そして、都内と旭市の両方で子育てを経験した裕香さんだからこそ、旭市での子育てのしやすさがよく分かると言います。
「旭市に引っ越ししてきた時は求職中でしたが、その状態でも保育園に預けることができたし、パート勤務でも保育園は続けられました。これって本当に魅力的なことなんですよ」。
都心部などでは希望の保育園に子どもを預けるのが難しい地区もあると言われますが、旭市は待機児童ゼロ。保育所や認定こども園などの施設が22箇所あります(2023年3月現在)。
また、広々とした公園や豊かな自然が自宅近くに多くあり、子どもたちが伸び伸びと遊べる環境が整っていることも魅力のひとつとのこと。お気に入りは袋公園や道の駅の公園で、よく遊びに行かれるそうです。
移住後は、都内へ車と電車を使って片道約3時間の通勤をしていた健太さん。楽ではありませんが、満員電車のストレスもなく、現在はリモートワークが基本で通勤は3ヶ月に1回なので全く不便を感じていないそうです。在宅勤務がメインになってからは、通勤にかかっていた時間を有効活用して、朝から草刈りをしたり、スポーツジムに通ったりと、充実した毎日を過ごしています。
「住む場所を自分で作る感覚で毎日を過ごしています。旭市に来て、“生きている実感”が強くなっている気がしますね」と健太さんは言います。この家に住んでからは、ある日家に帰ったら裕香さん自作の棚が取り付けられていたり、ドアができていたり…といった、他ではなかなか経験できないような日常を送っていらっしゃるそうです。ご自身も、庭に子ども達のためのスケボー台を作ったり、井戸を掘ったり、苺を植えたりとさまざまなものづくりに取り組んでいます。
「休みの日は大抵家でDIYか家庭菜園をしています。まだまだやりたいことがいっぱいあって、あれこれ試行錯誤しながら楽しんでいます」と話す健太さん。
裕香さんはリノベーションのときにたっての希望で作ったアイランドキッチンを利用して、現在は自宅でヴィーガン料理の教室を開催しています。
移住して8年、現在も少しずつ手を加えながら、自分たちらしい心地よい場所づくりを続けている有馬さんご家族。日々アップデートを重ねながら、旭市ライフを楽しんでいらっしゃいます。
旭市に移住して驚いたんですが、本当に公園が広くてすごくキレイなんです!子ども達は袋公園や道の駅の公園がお気に入りで、よく遊びに行きます。(裕香さん)
ご近所の方が皆さん本当に良くしてくださって、いろいろ気にかけてくださるのでありがたいです。お隣の方が大工さんなので、家づくりのアドバイスもしてくれます。私も町内の行事などに参加していて、消防団の部長にもなりました(笑)。(健太さん)
以前自分が病院に行かなければいけないことがあったんですが、急なことにも関わらず、ご近所の方が子どもを預かってくださって、すごく助かりました。今では子どももすっかりなじんで、1人でご近所のおうちに遊びに行っています。(裕香さん)
*DIYの様子やTV取材など、有馬さんご出演の移住者セミナー動画はこちら↓
Living in Asahi Time.
有馬健太さん・裕香さんご家族/旭市井戸野在住
東京都葛飾区から移住。築50年の中古住宅をDIYで改装し、都内の会社にリモートワークで勤務するご主人と自宅で料理教室を開いている奥さま、元気いっぱいの息子さん2人の4人家族です。
奈良坂勇悟さん・祐里さんご夫妻/旭市ニ在住
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小助川瑞樹さん・穂乃加さん・鳳生ちゃんご家族/旭市江ケ崎在住
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