有馬健太さん・裕香さんご家族/旭市井戸野在住
DIYの自宅も家族も自由に進化中!
東京都葛飾区から移住。築50年の中古住宅をDIYで改装し、都内の会社にリモートワークで勤務するご主人と自宅で料理教室を開いている奥さま、元気いっぱいの息子さん2…
旭市のご出身で、2014年には、例年10万人もの人でにぎわう人気の夏祭り「旭七夕市民まつり」の「ミスあさひ」を務めた経験も持つ吉岡さん。お世話になった地域の高齢者の方々への恩返しと、子育てをしながら仕事をしたいという思いから、2023年4月にUターンしました。子どもの頃に目指した看護の道を一度は離れましたが、「起業」という形で再びその夢に向かうことを決意し現在は、地域密着型の看護小規模多機能型居宅介護の開設準備を進めているところです
吉岡さんが最初に介護の仕事を目指したきっかけは、子どもの頃のひいおばあさまの介護の経験からだったと言います。
「私が3歳くらいの時からもう寝たきりの状態でした。私はひいおばあちゃんの入れ歯を洗ったり、ご飯を食べさせたり、眠れるまで添い寝したりするのがすごく好きで。家族だから普通にやっていたことに、いつも『ありがとう』って言ってくれるのもとても嬉しかったです。亡くなるまでずっと一緒にいて、亡くなった時の様子もすごく記憶に残っています」
ご家族から看護師の仕事が向いているのではと言われ、大好きなお年寄りのお世話をして「ありがとう」と言ってもらえる素晴らしい職業だと考えた吉岡さんは、看護師の資格がとれる高校に進学。高校1年生の時に体験した病院実習で、多忙を極める医療現場の実情を知り、理想と現実のギャップにショックを受けます。
「まずはしっかり医療を提供するのが看護師の仕事なので、患者さん一人ひとりとゆっくりお話しする時間もなかなかとれなくて。私には向いてない、と別の道を行くことにしたんです」
人と接することが好きだった吉岡さんは、飲食店など接客サービスに従事。お客様の笑顔にふれる仕事にやりがいを感じていましたが、ある日、介護施設(小規模多機能型居宅介護)の求人を見て、ふと気になって応募してみたそう。
「半年ほど働いて、やっぱりこれだ、と思いました。お年寄りってすごくパワーをくれるんですよ。人生の大先輩ですし、昔はすごく不自由だったお話とか、戦争や戦後のお話を聞くと、自分は今なんて恵まれているんだろう、へこんだりしていられない、もっと頑張ろう!という気持ちになります。もう感謝と尊敬しかないです!」
お年寄りのために何かしたいと考え、再び看護の道を目指すことを決意。看護師の免許を取得し、高齢者の急変対応などができるようにと千葉の救急医療センターなどで実務経験を積む中で、地域の医療ニーズの高さと、そこに供給が追いつけていないことを感じたそうです。
「小規模多機能型居宅介護では、看護師がいないと医療行為はできないため、利用者さんの状態によっては受け入れが難しい場合もあります。また、旭市には大きな病院はありますが、例えば救急病院で治療を受けて自宅へ戻る際に、病院と家との間でワンクッション置きたいときに対応できる場所はまだ十分ではありません。だから、地域の高齢者の方もおうちの方も安心して過ごせる、医療ニーズの高い方を受け入れやすい看護小規模多機能型居宅介護を作りたいと思ったんです」
「訪問看護」と「小規模多機能型居宅介護」を組み合わせた、看護と介護を一体的に提供するサービスです。「通い」、「泊まり」、「訪問介護」、「訪問看護」などのサービスがあります。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000091038.html
利用者の方ができる限り自立した生活を送れるようにサポートする介護施設で、「宿泊」「通い」「訪問」の3つのサービスを提供しています。要介護認定を受けており、かつ施設所在地と同一の市町村在住者のみが利用できる地域密着型施設です。
起業のため旭市へUターンし、現在は地域の訪問看護ステーションで自身の技量を磨きながら、開設準備を進めています。
「帰ってくるまでは、新参者が急に入ってきて煙たがられるかもしれないという思いもありました。でも実際は、旭市中央地域包括センターの方も、某介護事業所の方々も応援してくださって。旭が良くなるなら一緒にやっていきましょう、とすごくあたたかく迎えていただいて、このまちだからこそ夢を実現できるんじゃないかと感じています」
吉岡さんが目指しているのは、利用する人も働く人も笑顔になれる、質の高い充実したサービスを提供できる施設です。
「利用者の方からいただく“ありがとう”の言葉を当たり前にはしたくない。ニーズに応えることで、“ありがとう”という言葉や笑顔をもらって、元気になれるのは職員の方だと思うので、“こちらこそ”という気持ちを持って働ける職場をつくりたいです。そしてやるからには、質の良い、利用してよかったと思っていだだける施設でありたい。また利用する方からすれば、私たちの提供するサービスが“看多機”の基準になります。現在は医療機関と細やかな連携がとれる職場で訪問看護師をしています。その経験を活かして医師である夫と協力し、地域医療とうまく連携をとって取り組んでいきたいです」
経営者、看護師、3人のお子さんのママというたくさんの顔を持ち、パワフルに活動を続ける吉岡さん。その明るい笑顔の周りに、これからもたくさんの“ありがとう”が溢れていくことでしょう。
いっぱいあります!まずは食肉センター。今まで関東圏でいろんなところに住みましたが、本当に美味しいお肉にはなかなか出合えなくて。やっぱり食肉センターのお肉が一番美味しいです!地元の美味しいものがいっぱいの道の駅にもよく行きますし、子どもと一緒にのびのび過ごせるおひさまテラスも大好きです。
地方議員とママが協力して、まちを良くするために共に学び成長するプロジェクト「ママ・インターン」に所属しています。地域のママたちと交流を図りながら、地域が抱える課題の解決に向けて、少しずつ動いています。
※ママ・インターン
地方議員とママが協力をし、まちを良くするために共に学び成長するプロジェクトです。
Living in Asahi Time.
ラピケア株式会社 代表取締役 吉岡 早希さん/旭市西足洗在住
看護師として東京都内や千葉市で働いた後、2023年4月に出身地の旭市にUターン移住。お世話になった地域の高齢者の方々への恩返しのために、市内に看護小規模多機能居住宅型介護施設を開設予定。経営者、訪問看護師、3人のお子さんのママとして、忙しい日々を過ごしています。
有馬健太さん・裕香さんご家族/旭市井戸野在住
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ダンスインストラクター:Tomomiさん/旭市鎌数在住
新潟県長岡市出身。SPEED全国ツアーダンサーとして活躍し、メンバーのソロプロジェクトにも参加した後、『Eriko with Crunch』としてメジャーデビュ…
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